《迅雷の暴君 グローザー/Groza, Tyrant of Thunder》 †
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2800/守2800
チューナー+チューナー以外の悪魔族モンスター1体以上
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手メインフェイズに、フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
手札からモンスター1体を選んで捨て、対象のモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
(2):悪魔族モンスターが手札から自分の墓地へ送られた場合に発動できる。
以下の効果から1つを選び、ターン終了時までこのカードに適用する。
●戦闘では破壊されない。
●相手の効果では破壊されない。
●相手の効果の対象にならない。
Vジャンプ(2020年12月号) 付属カードで登場した闇属性・悪魔族のシンクロモンスター。
相手ターンに手札のモンスターを捨てて対象モンスターの効果を無効化する誘発即時効果、悪魔族が手札から自分の墓地へ送られた場合に戦闘破壊耐性・効果破壊耐性・対象耐性のいずれかを自身に適用できる誘発効果を持つ。
(1)は手札のモンスターを捨ててモンスターの効果を無効化する効果。
発動タイミングが相手メインフェイズのみに限定されるがフリーチェーンであり、制圧や妨害として利用できる。
ただしレベル8シンクロモンスターには汎用性の高いシンクロモンスターも多く、採用にあたってはそれらとの差別化を意識したい。
《ヴァレルロード・S・ドラゴン》は墓地にリンクモンスターが必要だが、対象に取れないモンスターや手札・墓地で発動するモンスター効果も無効化できる。
シンクロモンスターをシンクロ素材に要求するが、《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》ならばノーコストでモンスター効果を無効にし破壊できる。
こちらは手札に捨てるモンスターが存在しないと発動できない。
引いては(2)の効果との兼ね合いも考えると、捨てられた(または墓地へ送られた)場合の効果を持つ悪魔族が多い【暗黒界】・【魔轟神】・【海造賊】等で無効化と展開を狙って使うことになるだろう。
ただし《魔轟神獣キャシー》など一部の魔轟神は獣族であるため、(2)の効果に繋げられないので注意が必要である。
また、悪魔族のレベル8シンクロモンスターは数が少なく、シンクロ素材の縛りや効果の関係から【悪魔族】全般で採用できるものは更に限られる。
2020年現在でカテゴリに囚われずに採用可能なものとなるとこのカードか《ブラッド・メフィスト》程度であり、効果の汎用性ではこちらが勝る。
このため、シンクロ召喚が可能で誓約や種族サポートを重視する【悪魔族】においては汎用シンクロモンスターとしての採用も検討できるだろう。
(2)は悪魔族が手札から自分の墓地へ送られた場合に3つの耐性のいずれかを自身に適用できる効果。
自身の(1)以外にも、上記のデッキでは手札を捨てるカードを採用しやすいのでトリガーは豊富。
1回の発動で適用できるのはいずれか1種だが、1ターンの発動回数に制限は無いため3回使えば3種全てを適用でき、強固な耐性を得られる。
ただし、墓地へ送られた後に発動して適用する効果であるため、自身への除去にチェーンしたカードで悪魔族を捨てても耐性の適用前に除去されてしまう点には注意したい。
- 前半部分「迅雷」については《迅雷の魔王−スカル・デーモン》を、「暴君」は「暴君」を参照。
後半部分「グローザー/Groza/Гроза」は「雷雨」を意味するロシア語であり、「迅雷の暴君」という名前はここに由来するとされる。
- コナミのゲーム作品において―
マスターデュエルでは、TCGのカード化に先駆けて英語名が実装されていた。
収録パック等 †
Tag: 《迅雷の暴君 グローザー》 シンクロモンスター 効果モンスター モンスター 星8 闇属性 悪魔族 攻2800 守2800